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Chapter4.日本の就職試験

日本の就職試験

日本の就職活動は書類試験、筆記試験、面接試験の3つを行うことが多いです。これらの試験には知っておくべきルールやマナー、事前の準備や対策が必要となります。このchapterではそれぞれがどのような試験なのかを説明します。

書類試験

就職活動の試験において、最初に行われるのが書類試験です。書類試験で提出する書類の一つとして「エントリーシート」があります。「エントリーシート」を提出することにより、企業への採用試験へ正式な申し込みとなります。

エントリーシートの特徴は、企業ごとにフォーマットが違う点と「企業を志望する理由」や「学生時代に力を入れたこと」等、日本語の作文を記載する必要がある点等が挙げられます。

エントリーシートにおいて、決められた文字数(200文字や400文字程度)で企業からの設問に作文で回答することが、日本の就職活動を経験した留学生において、一番苦労したという感想をよく聞きます。

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【エントリーシートの質問の例】

・あなたの性格を食べ物にたとえて400 文字で教えてください(食品)

・あなたは入社後にどのような仕事をして会社に貢献したいと考えていますか(商社)

・学生時代に一番頑張ったことを例に、あなたが弊社に必要な理由を教えてください(機械)

・これまでの人生で失敗したことから学んだことを教えてください(商社)

3 億円あったら、世界平和のために何がしたいですか(情報・通信)

書類試験への対策

書類試験の対策としては、企業が作文において確認したい点は、これまでの自分の活動においてどのように考え、行動してきたのか、また将来についてどのように考えているか等です。その為、自分自身の特性や経験を振り返ることが重要です。また、志望する企業についてもよく調べ、なぜその企業に入社したいのかを考えましょう。

作文を作成するためには時間が必要となります。学校の研究などと両立するためには、早めに少しずつ作文を作成し、学校のキャリア支援部署に相談しながら校正していくなどの準備をしましょう。

筆記試験

筆記試験は学生が一定レベルの知力や学力に到達しているか、仕事で必要な思考力や判断力、作業の速さ、処理能力、正確さなどを有しているかを把握するために実施されます。また応募者が多い場合の効率的な選考材料として使われています。

筆記試験は、基本的に日本語での出題となり、日本語の読解力が必要となります。

各企業独自で作成して行う場合もありますが、多くの企業は就職試験の開発会社が作成し運営している試験を利用しています。

試験には、「適性試験」、「一般常識試験」、「作文・小論文」等がありますが、一般的に多くの企業が実施しているのが、「適性試験」です。適性試験には、色々な試験がありますが、日本語や英語の言語系の問題や数学系の問題が出題されます。問題自体の難易度はさほど高くないものの、短い時間で多くの問題を正確に解いていくことが必要となるので準備が必要となります。

【問題例(SPI3)】

1)例文の下線部分ともっとも近い意味に使われているものを選びなさい。

(例)無理がきかない

見通しがきく  薬がきく  先生にきく  気がきく  音楽をきく

2) 3%の食塩水が200g、4%の食塩水が300gある。この2つの食塩水を混ぜると濃度は何%になるか。

2.6%   ② 3.6%   ③ 4.6%   ④ 5.6%   ⑤ 6.6

正解)(1) ①見通しがきく (2)② 3.6

筆記試験への対策

まずは、自分が志望する企業が利用している適性検査の種類を調べることです。大企業や人気企業は、「就職四季報」や適性検査の対策本等の書籍で利用されている適性検査の種類の実績が確認できます。また、そのほかの企業については、所属する学校のキャリアセンターにある先輩の報告資料で確認することができます。

次に、適正検査の問題の種類と解き方に慣れることです。検査の種類と出題される問題の種類の傾向を知り、慣れておくことが必要です。書店で販売している適性検査の対策本やインターネットで利用できる問題集等で練習しましょう。

あとは、適性検査の制限時間に慣れることです。適性検査の難しさは、短い時間で多くの問題を解いていかなければならないことです。効率よく問題を解いていく必要があるので、練習の時から常に時間を意識して、制限時間に慣れることが大事です。

面接試験

日本の面接試験は、一つの企業で3 回以上実施されるのが一般的です。複数回実施する理由は、応募者の性格や思考などをさまざまな立場の人に見てもらい、その企業にとって良い人材かどうかを見極めるためです。

また、日本の面接はいろいろ形態の面接があります。一般的に多くの企業が実施しているのが「グループディスカッション」、「グループ面接」、「個人面接」の3つの種類です。

【面接での質問例】

・当社の商品を利用したことがありますか、また、どのような印象を持っていますか。

・会社や仕事に期待することは何ですか。

・日本に留学した理由(日本の企業に就職したい理由)を教えてください。

・日本でどれぐらいの期間、就労したいと考えていますか。

【グループディスカッション】

4 6 人の集団を1グループとして、企業から与えられたテーマについてグループ内で討議する面接です。

その様子を面接官が客観的に見て評価します。集団において、個人がどのようなパフォーマンスを見せるかを確認する目的で行われます。

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【グループ面接】

応募者数が多い企業が、個人面接が可能な人数まで応募者を絞り込むために実施されます。

グループ面接には「1 人あたりの回答時間が短い」、「他の志望者と比較される」など、個人面接にはない特徴があります。面接の内容については、事前に提出した、エントリーシートや履歴書をもとに、面接官が応募者に質問をし、応募者が順番に回答します。

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【個人面接】

グループ面接と違い1 人にじっくり時間をかけて特性を把握する目的で実施します。

面接官は、質問への回答はもちろん、あなたの態度や姿勢、表情、話し方までチェックしています。

エントリーシートや履歴書をもとに、面接官が応募者に質問をし、回答します。

最初は履歴書やエントリーシートの内容について聞かれ、その後、その内容について詳しく把握するための質問を受けます。

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面接試験への対策

面接ではエントリーシートに記載した内容について、より詳しい説明を求められます。面接で質問されることが想定される項目については、事前に回答の準備をしておきましょう。

短時間で自分のPR を行うためには、相手にわかりやすく説明することが求められます。

結論⇒エピソード⇒まとめの順に回答できるよう練習しましょう。面接の練習については、携帯電話等で自分が話している内容を録画して聞いてみましょう。視線や話し方、話している内容を確認して修正しましょう。また、友達や学校のキャリアセンターのスタッフに模擬面接の試験官役をお願いし、練習することも大切です。

次の「Chapter5.在留資格」

(日本学生支援機構 客員研究員 久保田 学 監修)

<参考>