帰国留学生会
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インドネシア元日本留学生協会(PERSADA)
「Perhimpunan Alumni Dari Jepang(インドネシア元日本留学生協会)」は、インドネシア国内で組織されている帰国留学生会の一つです。略して「PERSADA(プルサダ)」と呼ばれています。
PERSADAはジャカルタに本部を置く非営利団体で、インドネシア国内にいくつかの支部があります。国の将来を背負って立つ人材の結束をはかり、日本の皆さんとの関係を維持・強化することを目的として1963年に設立されました。
歴史的に見ると、インドネシアの最初の留学生が勉学の場として日本に渡ったのは1930年代初めの頃でした。「戦前の留学生」として、約15名の若者が大阪と東京の地で学びました。
その後、日本政府による取組の一環として、1944年~1945年にかけて「南方特別留学生」が日本に渡りました。
終戦後には、戦争賠償計画の枠組みの中で、1960年~1964年にかけて1,000人以上の学生と研修生が日本に派遣され、彼らは「賠償留学生」として日本各地で工業技術や商業、医学、芸術を学びました。
これらの留学経験者は、日本で身につけた学びを活かし、後世に伝えていきたいという強い思いから、帰国留学生会としてPERSADAを設立しました。 PERSADAの設立にとどまらず、同メンバーが中心となり、1986年にダルマ・プルサダ大学を創設するとともに、ジャカルタ以外の地域にも日本語コースを設けました。ダルマ・プルサダ大学は、元日本留学生が中心となり日本留学の経験を母国の発展に活かすために設立された世界的にも珍しい大学として特筆すべき存在です。
現在まで、PERSADAは、インドネシアと日本の架け橋になるという使命のもと活動してきました。主な活動として、ダルマ・プルサダ大学の運営、同大学を通じた日本の大学との人的・学術交流、日本語プレゼンテーション大会、日本留学フェア等を行っています。
また、日本アセアン同窓会ASCOJAの一員として、文化・教育分野をはじめ、最新の活動として、特に元日本留学生が起業したビジネスを促進するために、加盟10カ国で共同協定を結ぶなど協力関係の強化に積極的に取り組んでいます。ASCOJAとともに、PERSADAはASJAインターナショナルを通じて日本政府から支援を受け、特に学術分野での活動を強化しています。
PERSADAは、これまで培ってきた両国の長い歴史を踏まえ、これからもより一層心と心の交流を継続できるよう願っています。