日本への留学計画
奨学金
目次
奨学金の概要
奨学金には留学に必要な全費用を支給するものは少なく、多くは生活費や授業料の一部に充てるためのものです。そのため、留学費用の総額を具体的に計算し、奨学金だけをあてにするのではなく、自己資金を含めしっかりとした資金計画を立てることが重要です。
奨学金・経済援助の種類
日本政府(文部科学省)奨学金
日本政府(文部科学省)は、1954 年から国費により外国人留学生を受け入れています。日本政府(文部科学省)奨学金は、7種類(研究留学生、教員研修留学生、学部留学生、日本語・日本文化研修留学生、高等専門学校留学生、専修学校留学生、ヤング・リーダーズ・プログラム(YLP)留学生)です。外務省(在外日本公館)または日本の大学を通じて募集します。
日本学生支援機構(JASSO)の奨学金
日本学生支援機構(JASSO)では、「文部科学省外国人留学生学習奨励費」、「海外留学支援制度(協定受入)奨学金」の2種類の奨学金を支給しています。
地方自治体・関連国際交流団体・民間奨学団体の奨学金
日本の地方自治体・関連国際交流団体が、自治体内に住んでいる人、または自治体内の学校に在学している学生を対象に支給しているものや民間企業または民間奨学団体が支給しているものです。
団体や企業の目的や性格を反映し、所在地域の学校を対象としたり、企業に関わる専攻分野に限定したり、交流目的の対象国・地域の学生を対象に募集することもあります。
応募の方法
ほとんどの奨学金は、日本に来てから学校に入学した後に、日本国内で申し込むことになりますが、日本国外から応募することができるものがあります。また、奨学金の応募は、在籍する日本の学校を通じて申し込みを行う場合が多いです。
種類 | 対象者/申込み可否 | |
---|---|---|
渡日前/大学等へ進学前 | 渡日後/大学等へ進学後 | |
1.留学生受入れ促進プログラム(文部科学省外国人留学生学習奨励費) |
△ 申込みはできないが、一部の学種のみ日本留学試験(EJU)で優秀な成績を修めた場合、予約者として選ばれる。 |
〇 学校を通して申込み。ただし、学校ごとに推薦可能人数が異なるため、学校によっては申し込みができないことがある。 |
2.海外留学支援制度(協定受入)奨学金 |
△ 学生交流に関する協定等を締結した受入大学等に在籍していること。 |
〇 学校を通して申込み。 |
3.日本政府(文部科学省)奨学金 | 〇 |
△ 留学生として既に日本にいる人も、一定の条件のもと応募可能な推薦枠がある。 |
4.地方自治体・国際交流団体等の奨学金 |
△ 渡日前応募が可能なものもあるが、数は少ない。 |
〇 大多数の奨学金は、来日後又は大学等へ入学後に申込み。 |
5.学校独自の奨学金・授業料減免制度 |
〇 入学前に申し込むことができる奨学金を提供する学校もある。 |
〇 国内からの進学者が対象のものや入学後に申込むことができる奨学金を提供する学校もある。 |
申し込みから給付決定まで
自分が申し込める奨学金を探しましょう
在学段階、年齢、出身国、専攻分野等により、資格の制限がある場合があります。あなたが申し込める奨学金を探しましょう。
詳しく確認しましょう
奨学金の詳しい内容について確認し、願書を取り寄せましょう。
願書を提出しましょう
願書に必要事項を記入し、必要な書類(履歴書、在学証明書、成績証明書、指導教員の推薦状、健康診断書、写真、在留カード等)を添えて、指定された提出先に提出します。
選考試験を受けましょう
選考試験は、書類審査のみの場合や筆記試験(一般教養、専門知識、日本語能力等)、面接など奨学金により異なります。
選考結果のお知らせ
選考の結果は、奨学団体または在籍校から通知されます。