日本への留学計画
奨学金
日本政府(文部科学省)奨学金
種類
日本政府(文部科学省)奨学金は、以下の表の通り7種類(研究留学生、教員研修留学生、学部留学生、日本語・日本文化研修留学生、高等専門学校留学生、専修学校留学生、ヤング・リーダーズ・プログラム(YLP)留学生)です。
留学を希望する人は、大使館推薦または大学推薦のニつの方法で応募することになります。詳しくは募集選考の流れを参考にして下さい。
応募資格や応募手続きについては、この内容の他に詳細な要件が設定されている場合もありますので、必ず最新版の募集要項を確認してください (募集要項の内容とこの内容に齟齬がある場合は、募集要項の内容が正しいものとなります) 。
種類と支給内容
研究留学生 | 教員研修 留学生 |
学部留学生 | 日本語・日本 文化研修留学生 |
高等専門学校 留学生 |
専修学校 留学生 |
ヤング・リーダーズ・プログラム (YLP)留学生(※3) |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|
大使館推薦 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | X |
大学推薦(※1) | 〇 | Χ | 〇 | 〇 | 〇(高専推薦) | Χ | X |
レベル | 大学院レベル | 学部レベル | 大学院レベル | ||||
期 間 |
【大使館推薦】 非正規課程:2年以内 正規課程:標準修業年限 (必要に応じて6か月の 予備教育期間を加算) 【大学推薦】 推薦枠によって異なる。 (6か月~標準修業年限以内) |
日本語教育を 含め 1年6か月以内 |
【大使館推薦】 日本語教育を 含め5年間 (医・歯・薬・獣医:7年間) 【大学推薦】 6か月~標準修業年限内 (予備教育は原則なし) |
1年 | 日本語教育を 含め4年 (商船分野専攻 4年6か月) |
日本語教育を 含め3年 |
1年 |
日本語等予備教育 | 半年 (必要な人のみ) |
1年 (東京外国語大学、大阪大学) |
なし | 1年 ((独)日本学生支援 機構東京日本語 教育センター) |
1年 (文化外国語専門学校、 (独)日本学生支援機構 大阪日本語教育センター) |
なし | |
専門教育 | 大学院等で 専門分野を専攻 |
教員養成大学で 特別研修 |
学部教育 | 日本語又は日本文化の 特別研修 |
高専3年次に編入学 | 専修学校の専門課程 | 大学院修士課程 |
奨学金 | 月額143,000円~ 145,000円 |
月額143,000円 | 月額117,000円 | 月額242,000円 | |||
授業料 | 不徴収 | ||||||
渡航旅費 | 往復渡航費(航空券)支給(※2) |
※1 すべての大学が推薦枠を持っているわけではない。 ※2 大学推薦の場合、大学の持つ推薦枠の種類によって、航空券が支給されない場合がある。 ※3 海外の公的推薦機関からの推薦
応募資格
研究留学生 | 満35歳未満で、大学卒業者(見込みを含む)。 又は、学校教育における16年の課程を修了した者 |
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教員研修留学生 | 満35歳未満で、大学又は教員養成学校を卒業した者で、初等、中等教育機関の現職教員、自国の教員養成学校の教員として、在職5年以上の経験がある者(なお、現職の大学教員は対象としない) |
学部留学生 | 満17歳以上25歳未満で、学校教育における12年の課程を修了した者又は高等学校に対応する学校の課程を修了した者(見込みを含む) |
日本語・日本文化研修留学生 | 満18歳以上30歳未満で、来日及び帰国時点で外国(日本国以外)の大学学部に在学し、日本語・日本文化に関する分野を専攻している者 |
高等専門学校留学生 | 満17歳以上25歳未満で、高等学校に対応する学校の課程(小学校より通算11年以上の課程)を修了した者(見込みを含む) |
専修学校留学生 | 満17歳以上25歳未満で、学校教育における12年の課程を修了した者又は日本の高等学校に対応する学校の課程を修了した者(見込みを含む) |
ヤング・リーダーズ・プログラム(YLP)留学生 | 原則40歳未満で、大学卒業者、実務経験のある者、アジア諸国等の若手の行政官等 |
試験科目一覧: 大使館推薦留学生
研究留学生 | 日本語、英語 |
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教員研修 留学生 |
日本語、英語 |
学部留学生 | 日本語、英語、数学、理科(※理系のみ化学及び物理または生物のうち2科目選択) |
日本語・日本文化 研修留学生 |
日本語 |
高等専門学校 留学生 |
日本語、英語、数学、物理または化学 |
専修学校 留学生 |
日本語、英語、数学 |
募集選考の流れ
日本政府(文部科学省)奨学金は、皆さんの国にある日本国大使館などの在外公館から推薦を受けて文部科学省へ応募する方法と、日本の大学から推薦を受けて文部科学省へ応募する方法の2種類あります。
1. 大使館推薦による募集・選考
海外にある日本国大使館(国によっては総領事館)が募集するものを「大使館推薦」といいます。
応募条件については、ここに記載されている以外にも細かく決められているものもありますので、詳細は在外公館へ確認してください。
国によっても応募対象の種類や分野が異なる場合があります。自分が応募したい種類・分野の募集があるかどうかは、あなたの国にある日本国大使館等へ確認をしてください。
また、必要書類の提出先・面接等の実施は全て、あなたの国の日本国大使館等在外公館が行います。
2. 大学推薦による募集・選考
「大学推薦」とは、日本の大学が大学間交流協定等により募集し、文部科学省に推薦する方法で、対象は研究留学生・学部留学生及び日本語・日本文化研修留学生の他、高等専門学校の推薦による高専推薦もあります。
大学推薦による国費外国人留学生の渡日時期は9・10月が多いですが、一部4月渡日もあります。
大学推薦については、日本にある全ての大学が留学生を推薦することができるわけではありません。
文部科学省に承認された一部の大学のみが大学独自の選考を行って、優秀且つ奨学金を受けるに値する人物と判断した場合のみ、文部科学省へ推薦することができる仕組みです。ですから、大学から推薦を受けて奨学金の申込みをしたいと考えている人は、志望校が推薦枠を持っているかどうかを先に確認する必要があります。
また、応募条件や成績基準等については受け入れ大学によって異なります。加えて、大学が持っている推薦枠の種類によって奨学金の支給期間や対象者が異なる場合がありますので、詳細は入学を希望する大学へ確認してください。
国費外国人留学生選考試験 - 学科試験問題
過去の試験問題をサンプルとして公開しています。