2025.1.14
博士研究員としての日本留学
日本の大学院で、専門的な研究を進める方法を見つけよう。
- なぜ日本?
- 日本の教育
- 奨学金
Ngozi
ナイジェリア
鳥取大学
博士

日本留学のメリット
日本留学のメリットは数多くあります。まず第一に、日本人はとても温かく、親切で、包容力のある人たちです。日本には素晴らしい学問と研究の機会があり、文化に深く浸り、風習を守る豊かな体験ができます。また、日本では、学生の国際会議・シンポジウムへの渡航や参加を支援するために、手厚い奨学金や大学独自の助成金が提供されています。そして、非常に安全で効率的な環境で、学生にとって快適な場所でもあります。また、奨学金は柔軟性があり、留学生は週28時間まで働くことができるので、経験を積みながら経済的に自活することができます。
日本留学のデメリットは、私の視点から見るとほんのわずかです。まずは言葉の壁です。2021年に来日したときには日本語が話せなかったので、食料品を買いに行ったり、教室の外で行動したりするのは少し大変でした。日本での時間を楽しむためには、基本的な日本語を学ぶ必要がありました。そのため、日本語が不自由であることは大きな課題となりえます。東京や大阪などの都市で暮らす学生にとっては、日本での高い生活費も深刻な問題です。なぜなら東京や大阪などの都市は物価が高く、特に家賃や生活費は奨学金なしでまかなうのは厳しいです。また、一部の学生にとっては、就職先が限られていることも懸念材料だそうです。卒業後の就職には日本語の流暢さが要求される場合があり、日本語が堪能でなければ、就職の可能性は限られます。
私の研究
私の専攻は世界乾燥地植物学で、専門は植物細胞遺伝学です。最も興味のある分野のため、将来は、やはり植物遺伝学のキャリアを追求したいと思います。研究したり、新しいことを見つけたりするのが好きなので、研究職や学問の世界で働きたいです。
研究することも、研究成果を研究者仲間に発表することも、分野を問わず同じようにエキサイティングだと感じています。私の大学では、国際会議や学会に出席するための学生支援金を支給しています。今年7月、アメリカで開催された会議に参加する機会に恵まれて、様々な分野の専門家や研究者と交流することができました。このような意見や見解の交換は、知識を大いに高め、研究活動における課題に取り組むと同時に、プレゼンテーションのスキルを向上させるのに役立ちました。
日本での学会や会議にも何度か出席し、そこで研究での協力関係を構築したり、他の研究者や学生仲間とのネットワークを作ったりしました。各大会終了時に最もリラックスできる瞬間の一つが、大会の成功を祝うために開かれるディナーパーティーです。緊張をほぐし、研究者たちと深い会話を交わし、各自の分野の将来の方向性について話し合う絶好の機会だからです。これらの経験はすべて、私にとって刺激的で思い出深いものでした。
サポート体制
私の指導教官は良い指導者で、学業面でも精神面でも、私たち学生のためにいつでも手を差し伸べてくれます。また、研究室のメンバーもとても良い人たちで、何か問題が起きたときにはいつでも進んで私や他の留学生を助けてくれます。さらに、私の大学には国際部(IAD)という組織があり、留学生をとてもよくサポートしてくれます。とはいえ、周囲に迷惑をかけないよう、できるだけ自分の問題は自分で処理するようにしています。
学資援助
私は現在、文部科学省(MEXT)の奨学金を受けています。この奨学金は、大学の推薦パスウェイを利用し、所属大学の推薦ポータルから応募して獲得しました。申請手続きにはかなりの量の書類が必要でしたが、全体的にはとても簡単でした。文部科学省の奨学金は、主に大学推薦と大使館推薦の2つのルートがあります。後者の場合、申請者はそれぞれの国にある日本大使館に直接申請します。どちらのルートでも、試験や面接といった選考ステップがあります。奨学金制度に加入していない学生に対しても、日本は国内外の学生を対象とした様々な経済的支援を提供しています。私の大学では、自費留学生のための授業料補助があり、これは特に有益です。さらに大学では、学生がティーチング・アシスタント(TA)やリサーチ・アシスタント(RA)として働く機会を提供しており、生活費を賄うための副収入を得ることができます。学生が経済的な負担なく学業に専念できるようにするためには、こうした支援制度が欠かせません。
趣味
日本の文化、料理、その他のエキサイティングな活動を楽しみ、探索するために、私は自転車の乗り方をマスターしなければなりませんでした。母国では自転車はあまり一般的な移動手段ではなく、道路も自転車に優しい構造ではないので、自転車の乗り方を習ったり、実際に乗ったりするのはとても怖いものでした。日本ではほとんどの人が自転車を所有しており、街や都市を移動するためのごく一般的な手段です。また、道路はとても整備されていて、自転車専用道路もあります。今、私にとって自転車に乗ることは、とても興味深くエキサイティングな趣味になっています。スキーも習おうとしましたが、今のところ習得はうまくいっていません。ハイキングも、すぐにでも始めたい趣味の一つです。